笹本稜平

本書『逆流』は、『越境捜査シリーズ』第四弾となる長編の警察小説です。本書はシリーズ第一弾ほどの重厚感は無く、主人公の鷺沼の活躍も今一つで盛り上がりに欠ける作品だ ...

黒川博行

本書『疫病神』は、『疫病神シリーズ』の第一巻であり、緻密な書き込みによって濃密なリアリティを醸し出していながら、関西の漫才のノリでスピーディに展開する長編ピカレ ...

樋口明雄

本書『約束の地』は、自然と人間との共存をテーマにした長編の冒険小説です。かなり骨太の読みごたえがある作品であって、第27回日本冒険小説協会大賞、第12回大藪春彦 ...

水田勁

『紀之屋玉吉残夢録シリーズ』の長編痛快時代小説の第四弾。この作品を最後にシリーズは書き継がれていない。 箱師の正平、芸者の染吉、半玉の雛菊、ちづという門前仲町の ...

水田勁

『紀之屋玉吉残夢録シリーズ』の長編痛快時代小説の第三弾。シリーズで初めて江戸を離れ、下総へやってきた玉吉が、ハードボイルドタッチ満載で活躍する。 江戸での知り合 ...

水田勁

『紀之屋玉吉残夢録シリーズ』の長編痛快時代小説の第一弾。元御家人の澤井格之丞が幇間でありながらハードボイルドタッチの活躍を見せる、面白さ満載の痛快時代小説が開始 ...

木内一裕

本書『水の中の犬』は矢能シリーズの第一巻で、三つの中編からなるハードボイルド作品集です。 取るに足りない事件恋人の山本浩一という男の弟からレイプされた田島純子は ...